こちらはDの続きで性的描写が含まれます。
18歳以下、そういった表現が苦手な方はブラウザバックでお戻りください。
なお、こちらのEを飛ばしても本編の「うちはさん家のサスケくん」を読み進めることはできます。
大丈夫な方はスクロールで進んでください↓↓↓
















眩しい陽光が容赦なく閉じた瞼を襲撃する。
まだ眠い。
光源から逃れようと寝返りを打とうとしたところで、身体の節々に鈍痛が走って思い出す。
何より身体の奥を蝕む疼痛。
昨晩のできごとを、思い出す。
そういえば。
悲鳴を上げる身体に鞭打って、肘を突いて僅かでも身を起こして視界を広げる。
「わたしの・・・部屋・・・?」
朝、目覚めると自室だった。





うちはさんのサスケくん 6





やっとのことでベッドの上に座り込むことができた。
腰に鈍痛が纏わりつき、何より下腹部に消息する異物感が拭えない。
起き上がろうと身を起こしたと同時に下半身にぬかるんだ感覚を覚えて、思わず身を強張らせてしまう。
布団を捲り上げて恐る恐る下半身を見遣る。
羽織っているだけの夜着は胸元や下半身を露わにしていて、怯んでしまう。
執拗に肌に残された紅い鬱血の痕に、サスケの苛立ちを思い知らされて竦みそうになる。
その奥、薄い恥毛がわずかに湿り、内腿を血液の混じる濁った体液が伝っていた。
―――――昨晩。
幾度もサスケの精液が体内に吐き出されたのを覚えている。
最後はどちらかが身動きするたびに粘着音と水音が室内に響きわたって、サクラ自身も汗と涙と唾液と、両者の体液でドロドロの状態だったはずだ。
それだというのに、羽織っただけの状態の夜着はさらりと肌を滑って心地よい。
(お風呂、入ったっけ―――?)
昨晩は途中から記憶がない。
初めての痛みと、もどかしく蓄積されていく熱に意識を飛ばしかけ、その度に身体を揺すられて起こされる。その繰り返しだった。
記憶がないというよりも、最後の方は失神していたように思う。
失態。
脳裏に浮かんでは消えていく恥辱を振り払うように、起き上がろうと膝を立てようとしたところでバランスを崩し―――――ドスン、と勢い良くフローリングに落ちた。
今までの節々を侵す痛み以外の痛みに涙が滲む。
何よりも、全てに於いて考えが到らなかった惨めな思いが心を苛む。
立ち上がろうと腕と脚に力を込めたところで、ガチャリと部屋の扉が開いた。
「さ、サスケくん・・・っ」
夜着が肌蹴ているのを思い出して、肌を隠すようにしゃがみ込んだまま胸元を掻き合わせる。
「あの、ベッドから降りようと、して、落ちちゃって・・・っ」
「・・・何やってんだ」
だから大丈夫だから! と部屋から追い出そうとするサクラの腕をサスケが強引に引いて、立ち上がらせられた。
「―――――ア・・・っ!」
「・・・なんだ?」
内腿を伝い落ちていく、ぬるついた存在に背筋が震える。
なんでもない、と首を振ろうとしたよりも先に、サスケの視線により膣から零れた精液の存在を知られてしまった。
未だに昨晩の名残を身に纏っている自身が恥ずかしくなって身を縮めるサクラを余所に、サスケは掌を無防備な股間に差し入れ、指の腹で花弁から零れる精液を指の腹で拭ってやった。
そのまま中途半端に夜着を羽織っただけのサクラの肢体を抱き上げる。
「きゃぁ?!」
「歩けないんだろう」
ずばりと言い当てられ、身が竦む。
近くで見たサスケの横顔は何でもないように無表情だった。
まるで、昨晩何もなかったように。
本当に何もなかったと思わされるように。
(ああ、そっか―――)
サスケにとって、昨晩のことは嫌悪こそあれ、なんでもないことだった。



そのまま当たり前のように脱衣所に連れてこられ、床に脚を下ろされたと同時に、当然のごとく夜着に手を掛けられる。
露わにされる乳房が恥ずかしくて、思わず叫び声を上げてしまった。
胸元を掻き抱きながら、サスケから逃れるように視線を落とす。
「サスケくん・・・っ! 大丈夫、だから!!」
「・・・自分で出せんのか?」
「え?」
何を言われたんだろう、とぽかんとサスケを見上げることになったサクラに、サスケは変わらない表情のままでサクラの膣口に指を添えた。
「あぅ・・・っ」
「昨日俺が出したヤツ、まだ中に残ってんだろ」
ずっと抜かないで出したから、と平然と言われて居た堪れなくなる。
僅かに指先を含まれただけで、膣内に溜まっていた精液が零れ出てくる。
自分でできるのかと問われ―――自分で同じように指を突き入れて処理できるのかと問われても返答ができない。
拒否することもできず、だからといって肯くこともできず、ただ真っ赤になって項垂れるばかりのサクラの手をサスケは一つの嘆息とともに手を引いた。



半身が浸るくらいにまで湯を張られた湯船に沈められ、下半身を浴槽の淵に掛けさせられるようにして割り開かれた。
浴槽の中では滑ってしまいそうで、両手で浴槽の淵にしがみ付く。
それに気付いたのか、浴槽の脇で袖をまくっていたサスケが、左手をサクラの背中に回して、そのまま固定するように抱き寄せられる。
裸の乳房のすぐ下に、サスケの掌が固定される。
着衣のあるサスケとは違って、裸体を曝す自分が恥ずかしい。
しかも照明すら不要とする日の高い刻に、である。
サスケの右手が湯船に浸かり、サクラの内腿に触れた。
先ほど伝い落ちていた精液を指の腹で撫でるように落としていく。
チラチラと白濁が湯船の表面に散っていく。
サスケの指先は迷いなく、サクラの脚の付け根に辿り着いた。
花弁に絡み付いていた粘着を指の腹で拭い取られていく。
思わず引きそうになった身体は抱き寄せられ、そのまま膣に指先を突き入れられた。
昨晩の名残のためか、精液が潤滑剤となって花筒はサスケの指を難なく迎え入れる。
膣内に残る精液を残さず掻き出そうと、花襞を丁寧に指の腹でたどられる。
幾度も花襞を指の腹が辿り、時折触れそうで触れない箇所の近くに指先が近づくと、背筋を這い上がるような痺れが走る。
「さ、サスケくん・・・っ! も、だいじょうぶ、だから!」
サスケはサクラの制止には答えず、中指を根元まで埋め込み指の腹でゆっくりと花筒を幾度も往復する。
その度、浴槽の湯に散っていく白濁の数が増えた。
時折指先を折られたり、膣を探るように捩られたりする動きに背筋が弾ける。
脚は変わらず浴槽の淵にかけられたままで、サスケの指を拒むのは花襞以外、何もない。
時折、痺れるような箇所を指先が掠めるたびに身を捩って逃れる。
その度にサクラを支えるサスケの左手が抱き寄せた。
「はぁ―――・・・んぅ・・・っ」
腰に溜まっていくもどかしさを拭い去ろうと吐息を零すと、思いの他甘やかな吐息となってしまって、身体を強張らせる。
と、同時に膣にいるサスケの指を思いきり食い絞めてしまい、骨ばった節々までもを花襞で感じ取ってしまった。
「―――――・・・っ」
「・・・サクラ」
耳元でねぶるようにサスケに名を呼ばれ、今までの痴態を見られていたことを知る。
恥辱に滲む涙を隠そうと俯いた。
腰にわだかまる熱をやり過ごそうと吐いた溜息は、甘やかな色を帯びている。
今まで背中を支えてくれていたサスケの左腕が動き、サクラの背中を撫で上げ、そのまま細い首を辿って後頭部に添えられた。
その優しい接触にサスケを見遣る。
恥ずかしさのあまり、直視することはできなかったが。
それでも落ちてくる影に瞳を閉じる。
サスケくん。
「ん・・・」
名を呼ぶよりも先に唇を重ねられる。
昨晩のように荒々しい口付けではなかった。それでも、幾度も唇を啄ばむ接触は互いの唇の柔らかさを知ることになる。
緊張と極度の恥辱から呼吸が荒れている中での口付けに、息苦しくなって頭を振る。
一呼吸を置くと、耳元のサスケも息を荒げていたことに気付いた。
「―――悪い」
口付けの後に目元を唇で拭われ、サクラから身を離すと同時に膣に埋め込まれていた指先もぬるりと抜き出て行った。
サスケの指が埋まっていた分、湯船のぬるい湯が体内に押し入ってくる。
その喪失感に、思わず自身の指先で食い止めた。
水面から引き上げられたサスケの指先が、明らかに湯とは違う透明の粘着に濡れているのを目の当たりにして身体が強張る。
それでも。
何事もなかったように。
サスケは一度も振り返らず、浴室を出て行った。





浴槽の栓を引き抜き、汚れた湯を一掃する。
排水溝のところに小さなサイクロンが巻き起こり、昨晩の名残を飲み込んでいく。
空になった浴槽の中で膝を抱えて一息吐く。
“行為”自体の知識はあった。
それでも、“その後”の処理に関して全くの無知だった。
この処理自体が普通かそうでないかが分からない。
何より、行為の最中でさえどういう反応をすればイイのかだって無知だった。
(こんなことなら)
幾度もサスケの指に犯され、未だその感触に花筒を苛む熱を振り切るように、こんなことなら、と再度思考を廻らせる。
(情事の任務や講義を受けておけばよかった)
後悔。
女性らしい肉感的な部分は皆無に近い。
せめて魅力的なプロポーションでもあれば、サスケも少しは快楽に近づけただろうか。
第一、生娘を抱いたところで楽しいはずがない。
昨晩も苦しそうな表情をして堪えるような息遣いのサスケを思い返す。
(最悪だわ)
ただ。
どうでもいい人間にすら情事を施せるサスケを恨めしく思った。
恥辱に身を固めるサクラに反して、サスケは普段と変わらぬ表情で、指先でサクラの膣を抽出していた。
先ほどの、口付けの後の小さな謝罪も、思い返す。
自分はサスケだけだ。ずっと。
唇に触れた柔らかな感触に、未だ心が震えている。
それでも、そんな気まぐれな接触ですら、謝罪や許しを乞うならば。
きっとサスケは―――――誰かを想って、誰かの代替としてサクラに口付けたのだろう。
自分の状況とサスケの状況に居た堪れなくなった。
(―――――本当に、最悪)
ヤツ当たるように、カランを大きく捻って浴槽に湯を再び溜めていく。
派手な音を立てて、湯は浴槽のタイルを叩いた。
セックスが。
男女の交わりが、あんなにも身体の奥底を曝し合うものだとは思わなかった。
裸になって、欲情に濡れた恥部を晒して、身体の最奥までを他者に明け渡す。
(好きじゃなきゃ、できない)
ただ、サスケを想うと胸が震えた。
好きな人が、なんとも思ってない女を、抱いたのだ。抱けるものなのだ。
少なくとも乱暴に扱われることもなかった。
(きっと)
惨めな気持ちがサクラを蝕んだ。
(好きな人だったら、もっと―――――)
蛇口から吐き出される湯は、延々浴槽に湯を溜めていく。
抱えた膝頭に小さな水滴が伝い落ちたところで、問題はなかった。
大きな水音に紛れて、サクラは少しだけ、泣いた。








目の周りが少しだけ腫れてしまった。
泣いたことがばれるだろうか。サスケは、そういうところに鋭い。
どうしようかと躊躇ったが、リビングを通らなければ自室にすらいけない現実に気付いた。
サスケはリビングでクナイの手入れをしていた。
至極普段どおり。
まるで先ほどまでのことがなかったかのようだ。
「さっき、は、ありがとう」
通りすがりに当り障りない謝礼を述べてみる。
あぁ、とまるで気にするなと言うように返事をされた。
迷惑を掛けつづけた身としては、どんな返答だろうとダメージを受けるもので。
「・・・昨日も、ごめんね。重かったでしょ・・・?」
いや、と短く返してきた。
言うか言うまいか悩む。
握りこんだ手のひらがじっとりと汗ばんだ。
「あと、昨日もシャワー、してくれたよね? ・・・ごめんね、迷惑かけて」
ああ、と思い出したように肯いて。
「別に、大したことじゃない」
本当に大したことではないように、サスケが顎を上げた。
サクラは脳天を殴られたような思いに駆られる。
他者の身体を洗う作業が大したことないのか、サクラの裸体を目の前にしたところで大したことでもないということなのか。
後者であるならば確実に立ち直れないと、サクラは一人項垂れた。
「・・・なんだ?」
怪訝に問われ、なんでもないと笑って頭を振る。
そういえば朝の挨拶をしていなかった。なんたること。
「おはよう、サスケくん」





そして一日が始まる。






ブラウザバックプリーズ



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送