こちらは”行為”に至らないにしても性的描写を含みます。15歳以下の方・そういった表現が苦手な方はブラウザバックでよろしくです。
大丈夫という方、スクロールでどうぞ↓

















消えてる、とテノールが独り愚痴たのをサクラは聞いた。











裸のサクラの手首をすらりとした腕が持ち上げる。
シーツの上で、サクラを覆い隠すものはすべてサスケの手によって剥された。仰向けにされて下肢はサスケの身体分、開かされている。
まるで身体を余さず検分されているような気分になって居た堪れない。
今日のサスケは機嫌が悪いと思った。
纏わせる気配が常と異なっているのだ。
サスケの手のひらは手に取ったサクラの手の甲から手首を辿り、肘を持ち上げ二の腕をサスケの視線がじっとりと絡む。一通り見分し、そのまま腕をぐるりと廻らされてシーツに俯せにされた。
裸の乳房がシーツに擦られて、ひくりと背筋が震える。その微動すら赦さないように、後ろから覆いかぶさるサスケはサクラの両腕を捕えて冷えたリネンに縫いつけた。
「・・・痕を付けられて、困ることでもあるのか」
左耳を背後から舐りながら、サスケが詰る。
え、と振り返りかけたサクラの左の耳孔をくちゅりと濡れた音が襲う。
「ひゃ、あ、・・・あぁ・・・ん」
蓄積される熱を発散させるにも、両腕を拘束されていて身じろぐことすら敵わない。
震えるサクラに構わず、耳たぶから首筋へと唇が逸れていく。
うなじの一点に薄い唇を押し当てられ、“予感”にサクラの身体が強張る。
その反応に、サスケはくつくつと低く哂った。
「んん・・・やぁア・・・ッ!」
その一点にじっとりと舌を這わせられ、甘く歯を当てられ執拗に舐られる。
あまりの刺激に声すら上げられず、ガクガクと震える身体がままならない。
「手首と、鎖骨と―――内腿。・・・治癒したろ。痕を付けられて、困ることでもあるのか?」
直接耳孔に吹き込むように、テノールがサクラを詰る。
痕、と言われて熱の篭った脳髄でサクラは廻らせる。
近頃口づけの痕の範囲を徐々に広められ、とうとう忍装束からも垣間見える箇所にすら施されるようになったものだから治癒したのがサスケの琴線に触れたのか。
「だっ・・・、見えちゃう・・・から、ァ・・・!」
「見られて、困る相手でもいるのか」
今日のサスケは機嫌が悪いと改めて思った。
纏わせる気配が常と異なっていた。
ふと、両腕を拘束していたサスケの手のひらが退き、背後からその気配もなくなる。
離れた熱源に不安になって身を起こそうとするより先に、熱い手のひらが腰を持ち上げて尻を突き出す体勢を取らされた。
恥ずかしい体位に思わず拒絶の声を上げそうになるが、いつの間にかサクラの下肢へと顔を埋めていたサスケに臀部を開かれ、菊座のすぐ横を舌先で擽られサクラの身体はシーツに崩れ落ちた。
最も恥ずかしい場所から口付ける弾けた音の後に甘噛みされる感覚にサクラの恥辱は高まる一方だ。
「“こんなとこ”に痕が付いてるのを見られる方が、よっぽど恥ずかしいんじゃないか?」
クク、と意地悪く笑う。
違うとサクラは頭を振ったがサスケの手管は止まらなかった。
更に脚を開かされ、性感帯を弄られただけですでに濡れそぼった花弁を暴かれる。
内腿が戦慄いて、頸椎まで震えが走った。いつの間にか呼吸も上がって、肩を上下するしかない。
サスケは臀部を開いた手のひらを下げ、親指で花弁を引っ張り愛蜜に濡れた花芯を指先で暴いた。
「ぃ、アァん・・・っ」
刺激が強すぎるクリトリスを剥き出しにされて嬌声を止めることもできない。
こんこんと愛蜜を吐き出す花弁に指を這わされ、淫唇を左右に開かれ柔襞を曝される。
敏感な粘膜を空気に晒され、一層震えが大きくなる。秘処に触れた温かな吐息で、サスケが嗤ったのを知った。
「あぅう・・・」
「俺以外の痕を付けられたとしても、簡単に治癒できるもんな・・・なぁ?」
恥辱心に圧倒され、下腹部から聞こえるサスケの言葉を理解できない。
漆黒の瞳にねめられている気配に、一層身体が高まっていく。
酷いことをされているわけではない。
ただ、視られているだけで勝手に昂ぶっていく自身の身体にサクラは絶望していた。
「ふぇ・・・、」
とうとう嗚咽を漏らしたサクラの背を、温かな手のひらが撫でる。
先ほどまで捲られていた秘処に未だ衣服を纏ったままのサスケ自身を押し付けられ、貪欲に花筒がサクラを苛んで、もう限界だった。
「サスケく・・・おねがい・・・っ」
淫らな欲望をあられもない声で叫ぶ。
背後から自分を支えたサスケを振り返ると、固唾を飲みこんだ喉仏と、僅かに上がった口端が映った。
自分の涙で滲んで、しっかりは見えなかったけれど。
サクラが瞬いて涙を零したのと、その濡れそぼった花弁にサスケの熱を押し付けられたのは同時だった。







一つ、一つ。
確認するように、くったりと力を失った肢体に口付けを落としていく。
僅かに反応はするものの悦楽よりも疲労が勝るのか、組み敷いた肢体は目覚めることはない。
翡翠の瞳が意識を失う前に、執拗で意地悪と言い返してきたのを思い返す。
「・・・どっちがだ」
無意識にサスケの独占欲を煽るサクラの方がよっぽど質が悪いと、サスケは忌々しげに未だ色付く皮膚に唇を寄せた。





※いのとサクラの話の裏側的な。・・・的な。




ブラウザバックプリーズ









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